龍登園のGardening Diary「9月の誕生花 グロリオサ」

龍登園のローズガーデンの約400株の薔薇たちや、敷地内の草花の管理に
アドバイザーとしてお手伝い頂いている吉田先生のガーデニング・コラムです。

9月の誕生花 グロリオサ

花言葉は「栄光」

イヌサフラン科(APG植物分類体系。旧分類ではユリ科)
学名/Colchicaceae Gloriosa
和名/ユリグルマ、キツネユリ
原産地/アフリカ、熱帯アジア

名前の由来

グロリオサは、ラテン語の「栄光の、見事な」に由来する。他のユリ科の花と違って、花びらを大きく反転させて誇らしげに咲く個性的な姿は、その形容がぴったりする。

花色

赤、黄、オレンジがある。蕾の時は緑色、やがて黄色味を帯び始め、最後に深紅になるものなど、花色の美しい変化を楽しめる品種もある。
とくに黄色から深紅が混ざり合った頃の美しさは、この花ならではのものである。


夏バテにグロリオサのパワーを

自由奔放な姿からも感じられるように、グロリオサはパワーの強い植物とされている。夏バテなどでなんとなく身体にチカラが入らない時、グロリオサを飾るのはとても効果的で、いつの間にか身体も気分もスッキリ、元気が出る。


毒性

球根はヤマノイモやナガイモの担根体に似るが、コルヒチンやグロリオシンという毒(アルカロイド)が含まれているため、食べると危険である。誤食による死亡事故も発生している。


参考資料  お花いっぱい情報サイト「EVERY FLOWERS」/ウィキペディア(フリー百科事典)

花と緑の仕事人 「吉田和三」

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動物と植物の関りは、地球誕生から今日まで、生命を維持するための酸素の提供、体を作る食料として切っても切れない関係にある。 また人類との関係は有史以来、冠婚葬祭などのお供え物に利用してきた。
この冠婚葬祭に植物を利用することがガーデニング (園芸作業)の始まりである。 初めは、野山にある植物の葉や花を摘んで飾ったであろう。

しかし、野生の物を取りに行くより、家の近くに植えた方が効率が良いことに気づいたのである。その為には「いつ頃移植をしたが良いか」「いつ花を切ったが長持てするか」など試行錯誤したであろう。

私達は先人からの教えでより良いガーデニングを行うことができる。


このコーナーでは、植物に関わる事を紹介しようと思う。