龍登園のGardening Diary「6月の誕生花 カスミソウ」

龍登園のローズガーデンの約400株の薔薇たちや、敷地内の草花の管理に
アドバイザーとしてお手伝い頂いている吉田先生のガーデニング・コラムです。


6月の誕生花「カスミソウ」

花言葉は「感謝」、「切なる喜び」、「清い心」

ナデシコ科ギプソフィラ属
学名/Gypsophila eregans
和名/霞草、花糸撫子、群撫子
原産地/アジア、ヨーロッパ
原産地は、シベリアからヒマラヤ、そしてアルプス地方にかけて80種類ほどが自生しています。日本には明治から大正時代にかけて入ってきました。
切り花用のカスミソウは1年草ですが、花壇用の宿根カスミソウもあり、花色も白だけでなく、ピンクや赤の種類もあり、ガーデンを優しく彩ってくれます。

ロマンチックな英名

英名はベイビーズ・ブレス、愛しい娘の息。白く清らかな無数の花を見ていると、ママに抱かれて眠る赤ちゃんの寝息が聞こえてくるようです。
 和名は霞草のほかに、花糸撫子・群撫子があり、一つひとつの花の可憐さも伝わってくる愛らしい名前です。
 群れ咲く花も美しいですが、一輪、一輪の花の美しさも良いもので、名前の由来がよく分かります。


心を静めてくれるカスミソウ

 精神を安定させてくれる効果があるといわれています。寝室に飾れば、自然にリラックスできていつのまにか深い眠りに付けるそうです。
 また、気が散って仕事や勉強が進まない時にもリラックス効果がありお勧めできます。
 自然乾燥でドライフラワーになります。一本ずつハンガーなどに吊るして、直射日光の当たらない涼しい所で乾燥させます。
 葉は出来るだけ少なくしてから乾燥させた方が、奇麗に仕上がります。


参考資料 お花いっぱい情報サイト「EVERY FLOWERS」


花と緑の仕事人 「吉田和三」

Facebookページ

Instagram

動物と植物の関りは、地球誕生から今日まで、生命を維持するための酸素の提供、体を作る食料として切っても切れない関係にある。 また人類との関係は有史以来、冠婚葬祭などのお供え物に利用してきた。
この冠婚葬祭に植物を利用することがガーデニング (園芸作業)の始まりである。 初めは、野山にある植物の葉や花を摘んで飾ったであろう。

しかし、野生の物を取りに行くより、家の近くに植えた方が効率が良いことに気づいたのである。その為には「いつ頃移植をしたが良いか」「いつ花を切ったが長持てするか」など試行錯誤したであろう。

私達は先人からの教えでより良いガーデニングを行うことができる。


このコーナーでは、植物に関わる事を紹介しようと思う。